一幸115。Bucket list“棺桶リスト”。

ふっと目に入ったノートを買った。

このノート「生きているうちに自分がやりたいこと」をメモる、あの“バケット(棺桶)リスト”専用ノートである。

名優二人モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが演じる映画“最高の人生の見つけ方”を覚えているだろうか。

“全く異なる人生を歩んできた心優しい整備工の男と、傲慢な実業家の男。
病院で同室となった彼らは共にガンを患っており余命半年。そんな中、整備工(モーガン・フリーマン)が実業家(ャック・ニコルソン)にあるリストを見せる。それは、死ぬまでにやりたいことを記した「バケットリスト」。金のない彼には、到底、実行できそうもないものばかりだった。

金持ちの事業家がその話に乗り、二人は病院を脱走する”。

我が身は、彼らの様に死にいたる深刻な病気を抱えているわけではないが、あれこれとし残して去るのは寂しい。
彼らに負けずに「バケットリストリストを作り始めてみた。

世界最古のゴルフ場、セント・アンドリュースで友と闘う。
未だ、行けずにいるエルサレムと中央アジア六カ国への旅。
密かにリストアップしたワインを買い揃え、毎夜楽しむ。
ベルリンからパリへ、アウトバーンを時速200kmで愛車を疾走させる。
*幻の豆「コピ・ルアク」コーヒーを飲む。
*ロシア鉄道で網走からヨーロッパへの縦断の旅に出る。
*盛夏、天授庵と詩仙堂と無鄰菴の濡れ縁での午睡。
*サハラ砂漠でテントの一夜を過ごす。
*愛車で海岸線沿いの日本一周を再度挑戦する。
*英国ウインブルドンテニスクラブ、その一面コートでのプレイ。
*家族全員で満漢全席をもつ。
*ゴルフハンディ10を切り、コンドルをもやってのける。
・・・・・などなど、妄想が湧き出てくる。

妄想気味ながらも意欲はまだまだ萎えていない様だ。
我らの年になると、こうした大それた妄想からは遠のくのが、尋常と言うもの。

我が頭上に広がる満点の夜空、その悠久の時間の中に自分が静かに消え行く、そんな幸せを願えば良いのである。

鴨長明も言うではないか。
 “畳一畳と小銭がある小市民が一番幸せ。”
今、得ている命に感謝して丁寧に生きる。


人生In high spirits and strong healthで終える、それがいちばんの幸せなのである。

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