さしてやることも無い。
こうした日々が幾つの歳まで続くのかと心配になるほどの退屈さである。

ちょっと、気がかりなニュースがあった。
日本の百寿者centenarianは2022年9月時点では9万人。
だが、我ら男たちはその10%9000人に過ぎない。少し安堵する。
だが、ゆめゆめ、油断なさるな。
老人医療の進歩が凄まじい。ボケ頭で病床に寝かされ生き永らえさせられる恐怖がある。

どうすれば、健常長寿でいられるか思案する。平たく言えば、“ピンピンコロリ”秘策練り実行する必要があるようである。

そうそう秘策があるわけが無い。
せいぜい、相方からの小言とは無縁な心穏やかに日々を過ごすことだろう。
だが、それでは男性での平均寿命81歳で終えるのが精一杯だろう。せめて、百寿の仲間入りとは言わないまでも、平均寿命を超す長寿を目指したいものである。
そこで、 oldest-old9,000人その近くに、ちゃっかり潜り込もうとの大それた挑戦を始めることにした。
先ずは、巷に溢れるその種の本を漁ってみる。
どの本にも目新しい秘策は見当たらない。唯唯、基本をしっかりとのようである。

その基本とは、3つ。
短時間のきつい運動と8時間ダイエット、そして規則正しい睡眠と至ってシンプルな習慣を身につけ実践することのようである。

先ず、短時間のきついウオーキング。
3分間さっさかと歩き次の3分間をゆっくり歩く。これを交互に、1日5回やる。
そこで、スタバへの行き帰りにこの奇妙な歩きかを早速始めてみた。それが叶わない日々が続いた時は、ゴルフ場で補う。
友たちがカートに乗るのを横目に、あちこちと散らばったボールを走り追いかける。
すっかり怠惰な生活で鈍った体に、カッが入ったようである。

次が意外に辛い8時間ダイエット。
断食の時間16時間を設ける断続的断食である。
幸いにも、20年前、断食道場に1週間月宿寝泊まりして、既に、1日2食の習慣を身につけいる。
朝食兼ランチを11時に摂り、夕はウンター席につき女将と世間話に花を咲かせながら摂っている。
この食習慣が実を結び、10kg体重を削り落とし、今も67kgの体を維持しづけている。

最後の三つ目は7〜8時間の睡眠時間の確保。
夜の街の徘徊を早めに切り上げ、TVの前でうとうとして、10時床に就く。朝は、酔いの覚めと同時に5時過ぎにはベッドから離れる。
既に、実践中である。
この調子なら、70歳台をつつがなく過し80歳台を注意深く歩めば90歳の壁を超えられ、100歳の壁超えもそう夢ではないようである。
しかしながら1、00歳は些か存えすぎ。“珍寿” 95歳を目標に挑戦することにした。

蛇足ながら、“珍寿(ちんじゅ)”が何故95歳を意味するかを調べてみた。
「珍」の偏「王」を分解すると「一」「十」「一」。つくりは「八」と「三」。これ合算。1+10+1+83=95歳となる。
誠に、いい。
皆さん!こんな愉快な歳“珍寿”を目標に、飄々と生き永えようではありませんか。
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