“かくあるべし”から逃げ出す。そんな気まぐれが許されるお気楽な歳になったようだ。

寝床の中で、”今日こそは”と乱雑し始めた本棚の整理を決めのだが、開け放った窓からの気持ち良い風を顔に受けると、先ほどの決心をすっかり忘れゴルフ場に車を走らせていた。
朝令暮改が頻発する気ままな日々となった。
そう言えば、友たちも約束を一向に守らない。そうっと探りを入れると、どうやら、すっかり忘れていたようである。

こうなると友との一杯にも工夫がいる。待ち合わせを一人酒が気にならない飲み屋のカウンターに変更した。
人ごとではない。我が身もあれこれと手入し気を引き締めねばなるまい。

先ず、体を動し体力をつけ男性ホルモンを強化させる。
そこで始めのが、TVの前に座り込む前のスクワットと腕立て伏せ。
それにもう一つ、腸内菌を増やし腸の活性化である。
お手軽ながら効果大との友の話にのり、ガムを噛み始めた。腸内菌を増やしそのついでに脳に刺激を与える。
やはり、何にましても足の強化が肝要である。

そこで、夜の街の彷徨回数を倍増、小料理屋通いの頻度を上げる。これが実に良い。女将とのおしゃべり当然ながら、隣の同輩も巻き込み脳機能の活性化もやってのける。

だが、そうそう良いことだけでない。
ついつい深酒になり車でのご帰還となる。当然、歩行距離が目標値の半分となる。
そこで、翌朝、ひょこひょこと薬局にソルマックを求めて駆けつけて、その不足を立派に補っている。

だが、である。
老いたるもの程々にしないと若者達に負担をかける。それを戒める物語が古今東西にある。

『竹取物語』では、不老不死の薬が渡されたが、やはり自ら死を選ぶ。それに、命の永遠の血を求め、火に焼かれ死を迎える『手塚治虫 火の鳥』も胸を打つ。

アメリカの1セント銅貨が役割を終え引退した。その理由が製造コストが3.65セントとかかるからと言う。
うむ!?。
我らも、そろそろ、そっと消える準備に入るが良いようである。
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